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群馬県の伝統工芸「桐生織」とは?織りの技術や基礎知識はこちら

桐生織とは?

桐生織は、群馬県の桐生市で主に作られている絹織物です。
1977年には通商産業大臣から伝統工芸品の指定を受けており、「西の西陣織」「東の桐生織」と言われるほど、
織物としては高級で有名な着物です。
桐生織は、生産量が少なく価値が高いとされるジャカード織りで織られた先染めの織物で、7つの織り方があります。

桐生織の歴史

桐生織には1000年以上の歴史があると言われています。
群馬県桐生市から京都にやってきた男が、宮中に仕えていた白滝姫と恋をし、桐生市で一緒に暮らすことになりました。
織物の技術を持っていた白滝姫が桐生の人々にその技法を伝えたことから、桐生織が広まっていったとされています。
桐生織は盛んになり、西陣織と並ぶほどの高級織物になっていきました。
足利尊氏など有名な武将にも愛され、朝廷への献上品としても使われるほど、価値の高い物となっていったのです。

群馬の伝統工芸「桐生織」の特徴

桐生織
引用:https://www.visitgunma.jp/en/sp/sightseeing/detail.php?sightseeing_id=68

桐生織は、あらかじめ染められた糸で模様を描き出す「先染め」の織物で、その技法特有の繊細な柄が特徴です。
ジャカード織りとも言われ、コンピュータなどから読み取ったデザインを織っていく織機(ジャカード織機)を使うことにより、手織りだけでは表現しにくい微細な模様も織り出すことが可能です。
また、製造工程は分業化されており、それぞれ専門分野の職人が付いているため、非常に完成度の高いものが作られます。
生地も絹を使っているので、艶やかな光沢や高級感は、まさに伝統工芸品を感じさせます。
桐生織は着物や帯だけでなく、ネクタイやストール、ワンピースなどの服飾品も製造されており、人気の商品です。

桐生織の魅力を知る「桐生織物記念館」とは?

記念館
引用:https://www.oshihaku.jp/facility/00000447

昭和9年に建てられた桐生織物記念館は、桐生市永楽町にある施設です。
1階は桐生織製品の販売、2階は桐生織の展示を行っています。
販売では、桐生織の着物や帯だけでなく、女性に人気のワンピース、ストール、バッグなど、和装と洋装両方の商品がたくさん販売されています。
2階の桐生織の展示では、貴重な織り機や、歴史的な資料をビデオやパネルで分かりやすく展示されています。
また、展示だけでなく、桐生織の手織り体験もすることができ、観光客に人気です。

桐生織物記念館の情報
場所 群馬県桐生市永楽町6-6
料金 無料
営業時間 10:00~17:00
電話番号 0277-43-7272
URL http://nishijin.or.jp/

桐生織の着物買取相場額

桐生織は伝統工芸品に指定されているので、買取でも価値の高いものだと思われます。
しかし保管状態が悪かったり、着用回数が多く、汚れがあるものは、いくら伝統工芸品でも買取価格はかなり下がってしまうと思われます。
中古品だと数千円〜5万円ほどですが、有名な作家物で希少価値があるものだと数十万円になる可能性もあります。
着物の品質を証明する証紙があると、さらに査定額も上がりますので、査定に出す前に確認しておきましょう。

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